Secret story

まるしげ玄米黒酢について

まるしげフーズライフが取り扱っている玄米黒酢製品は全て、鹿児島県福山町の重久盛一酢醸造場産黒酢です。
(有)重久盛一酢醸造場は、鹿児島県霧島市福山町福山の地で、1805 年に創業した『老舗の黒酢醸造場』です。
老舗として、古来から受け継いできた伝統や製造法を「杜氏」たちが、その経験と感性そして巧みな技、さらに様々な研究データを基に造り上げる通常の黒酢とは違う『最高峰の福山壷酢(黒酢)』を作り続けていました。静置露天醸造法です。原料に使われる水は、会社の近くに井戸を掘り「地下約100メートルから地下水」を汲み上げ使用しており、玄米に関しましても「100%国産玄米を使用」するというこだわりを持ち、お客様により良い商品を提供できるよう努力し続けております。

会⾧上田英夫が、昭和55年3月に大阪市東住吉区に在をなす南田辺米穀店内の自然食品コーナー開設の折、鹿児島県の名産である黒酢1ケース(12本)を重久盛一酢醸造場から取り寄せて展示販売を始めました。お米に由来する商品を扱う代理店業務を併設したのです。
会⾧は自信をもって販売するには自分自身で味を確かめたこだわりの商品を扱っていました。その中で玄米黒酢はコクがあり、風味があり、大変良い商品だと確信し、まだ全国的に知られていない隠れた名品に出会った気持ちになり、同年4月上田英夫は重久盛一酢醸造場を訪問し重久盛一さんと会談しました。
江戸時代から続く醸造元の三代目の重久盛一さんは伝統的な製法を忠実に守り続けておられ、温厚でおひと柄もよく、屋外の亀壺による黒酢造り一筋の壺酢職人でした。壺酢作りに対する熱意を感じた上田英夫はいたく感銘し、自然食品業界で広く販売したい意向を伝えていったん大阪に帰りました。「都会の人は信用できない」という重久盛一さんの気持ちを何度も何度も大阪から約1日電車に揺られて鹿児島県福山町まで通い親交を深め、ようやく会⾧の人柄を知ってもらい重久盛一さんの信頼を受けて、大阪の個人商店との取り扱いを了承され、取引販売契約を締結するに至りました。

重久盛一さんが一般市場に出しておられた、【まるしげ玄米黒酢(赤キャップ瓶)】と別に並行して、【まるしげ玄米黒酢(黒キャップ瓶)】を自然食品・健康食品業界向けに卸売販売を開始しました。
まだまだ販路が確立されていなかった【まるしげ玄米黒酢】の全国的な販売ルートを開拓し、キャップの色こそ違うのですが、同じ壺から出来上がる玄米黒酢を【まるしげ玄米黒酢】として登録商標を重久盛一酢醸造場と【まるしげ玄米黒酢】を2社共同出願で特許庁に申請し、受理され現在に至っております。
時代的に商品の商標登録の概念がまだまだ進んでいない中で、会⾧はこの黒酢は絶対に世に出すべき素晴らしい商品と確信し、他の商品とは違う事をお客様に届けたい一心で、商標登録に商品へのこだわりの証として「商標登録をするべきである」と助言し、当時【まるしげ玄米黒酢】は登録商標未申請でした
ので重久盛一さんとの共同出願という形での取り扱いになりました。会⾧は当時調味料として流通していた酢との違いを消費者に伝えるに為に全国的に販売をする販売網を確立させ、日本中の健康食品問屋並びに展示会などへの出店販売に尽力を注ぎました。

【まるしげ玄米黒酢】という名前のお酢は弊社と重久盛一酢醸造場の商品にだけにつけられているお酢の名前となります。

昭和58年4月 上田商店改め、会社名をまるしげ上田株式会社設立(代表取締役 上田英夫)に変更
昭和59年 有限会社重久盛一酢醸造場の販売会社となる
昭和60年 「まるしげ玄米黒酢」登録商標取得(重久盛一酢醸造場・まるしげ上田株式会社2社共同名義)
平成22年11月12日 黒酢粉末・黒酢もろみ粉末販売事業の新会社 株式会社まるしげフーズライフを設立。「まるしげ玄米黒酢」「まるしげげんきっす」販売会社となる。