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黒酢は中国から伝わったと聞いていますが |
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はい。文政三年、今から約170年前中国からきた一人の商人が福山の竹之下松衛という人に米で酢ができることを教えたのが始まりであると伝えられています。
福山酢は略して壷酢とも言われていますが、以前は黒酢のことをアマンと呼んでいました。
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アマンとは鹿児島の方言ですか |
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中国の福建省にアモイというところがあり、そのアモイも米の集積地として米から酢を造っていました。 酢づくりを伝えてくれた商人がきっとアモイの人でそれがなまってアマンと呼ばれるようになったと思われます。
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カメ壷による露天静置醸造法でつくる黒酢は福山町でしかできないのですか |
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はい。黒酢が福山町に伝来してから、200年近くたった現在でも途絶えることなく続いているのは、まさしく福山町が黒酢作りに最適な場所だったからです。
錦江湾の入江にある福山町には、夏は暑すぎず、冬も温暖で年間を通じて安定した恵まれた気候風土、そして、弱アルカリ性の豊富なシラス台地が生み出す良質の自然水、霧島火山帯の地熱などの自然条件がそろっているわけです。
全く同じ製法で、隣町で黒酢作りを行ったとしても、良い黒酢ができるとは限らないようで、単に気候条件だけではない、何かこの町全体に住み着いている菌が作用しているとの話もあります。
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カメ壷でなければ黒酢はできないのですか |
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はい。カメ壷には天然の酵母や酢酸菌が付着しており、長年使われてきた壷ほど良いとされています。
そして、カメ壷自体がバイオファクター(生物反応炉)の働きをし、太陽熱を吸収して空気整調、温度調整を行う保温機能があり、屋外で発酵させるに最適なのです。
また、陶器のカメ壷は同時に遠赤外線を放射しており、まったりとした旨味を作り上げるのです。
このように壷に長年住み着いた菌が黒酢を育て、カメ壷自体も生きているかのように空気調整、温度調整を行う不思議な壷なのです。
カメ壷:高さ62cm胴の幅40cm 壷の口14cm
容量 3斗(約54リットル)
昔は薩摩焼であったが、現在は韓国製
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福山町には黒酢の醸造元(メーカー)は何社あるのですか |
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カメ壷による黒酢の醸造元は現在7社あり、福山町内でカメ壷の総数は約5万6千本あります。
私どもがお取り扱いしています「重久盛一酢醸造場」には約1万2千本(2003年末現在)のカメ壷を所有し、製造量70万リットルを誇る町内第2位のメーカです。
(福山町の黒酢醸造メーカー)
◆(有)重久盛一酢醸造場
◆坂元醸造株式会社
◆株式会社福山こめ酢
◆くろず情報館 阿萬屋
◆(資)伊達醸造
◆福山酢醸造株式会社
◆宇都醸造有限会社 |